ストレスケア病棟では反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法を行っています
24時間365日、精神疾患のある患者さんの入院受入を可能とした、専門病棟である精神科救急病棟(48床)を2008年に設置しました。
この病棟は、高規格の厳しい条件を満たす必要があるため、全国的にも認可された病院は限られています。高いハードルに取り組み続けることで、現在当院は、下関医療圏域の精神科救急医療の中核を担っています。
こうした質の高い医療を提供することで、精神科救急医療だけにとどまらず、地域の精神科医療全体のレベルアップにもつなげていく役割があります。
高齢化社会を見据えた長年の認知症治療の実績が認められ、2014年に山口県から認知症疾患医療センターに指定されました。下関市内では当院のみが指定されています。
当センターは、認知症に関する相談や検査、専門的治療にとどまらず、地域の人や医療介護関係者に対して、定期的に誰でも参加できる疾患勉強会や認知症カフェを開催して、認知症に対する正しい知識の普及、啓蒙活動も行っています。
また、地域の医療介護機関や行政と連携協議会を開催し、地域の関係機関をつなぐ連携拠点としての機能を有しています。
ストレス社会といわれる現代で地域のニーズに対応し、落ち着いた治療・休養ができる環境を提供するためにストレスケア病棟を設立しました。
当院が目指すストレスケア病棟は「こころの健康のために、こころとからだに休養を与え、専門の医療チームで一人ひとりに合った支援を行う」です。患者さんが主体的に治療を行えるように援助していきます。また、地域医療と連携を図る事で地域に根ざした病院としての役割を果たせるよう努めていきます。
ストレスケア病棟では反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)療法を行っています
当院の特徴として、精神科病院のコメディカル部門では特に要となる、精神保健福祉士、公認心理師、作業療法士のスタッフの層が厚く、充実しています。
患者さんの治療方針は、医師、看護師はもちろんコメディカル部門からは薬剤師や管理栄養士なども含め、関わるスタッフ全員によるカンファレンスで話し合い決定します。さまざまな職種の視点から患者さんの状態を評価し、情報共有することで当院が注力している「チーム医療」を可能としています。
医療法人の中心である下関病院は、昭和29年、現在の地に許可病床50床で創業し、その後、当院を精神科基幹病院として、周囲に下関病院附属地域診療クリニック、介護老人保健施設をはじめとし関連する医療・介護・福祉施設を次々と開設しました。
創業から60有余年、諸先輩の方々が築いてきた土台のもと、地域の方々に支えられ歩んでまいりました。これから先も、伝統を受け継ぎ地域の人たちから信頼される医療福祉機関として進化していきます。
診療時間
平日 | 9:00~12:00 13:30~17:00 |
土曜日 | 9:00~12:00 |
休診日
日曜・祝祭日・年末年始
お問い合わせ
083-258-0338(代表)医療法人 水の木会
社会福祉法人
水の木会
下関病院附属
地域診療クリニック
萩病院