作業療法科
color your life ~作業を通して日々に彩りを~
11名の作業療法士が在籍しています。作業療法士はその人にとって大切で意味のある作業に焦点をあてた治療、指導、援助をしています。
精神科作業療法(以下OT〈Occupational therapy〉という)
精神科作業療法とは、精神科治療におけるリハビリテーションの一つになります。入院された患者さんは退院後の地域生活の定着に向けて作業療法プログラムに参加しています。下記のような悩みを持った患者さんが作業療法士と目標を決め、作業を通して困りごとを解決するお手伝いをしています。
With COVID‐19(新型コロナウィルス感染症)の社会の中で患者さんの生活様式も変わり、制限続きの中でもその人にとって楽しみやいきがいづくりを提供できるよう努めていきたいと思います。
患者さんの悩みとOT
- 「身体感覚が鈍った」、「生活リズムが崩れた」→各種の体操や運動療法など
- 「人付き合いがうまくいかない」→グループ活動や社会生活技能訓練など
- 「自分の病気をなかなか理解できない」→心理教育(病気への理解を深める学習の場)
活動内容(OT)の紹介
- 室内活動(病棟内):創作活動、体操、音楽鑑賞、映画鑑賞、カラオケなど
- 屋外活動(中庭):散歩、屋外スポーツ、園芸、公共交通機関の利用練習など
- 運動(多目的ホール):卓球、バドミントン、体操、バスケットボールなど
- 手工芸:紙工芸、編み物、革細工、刺し子、パッチワーク、陶芸など
- レク等:レクリエーション、ゲーム、麻雀、パズルなど
- 行事:季節文化行事(納涼祭、敬老会、クリスマス会など)
- その他:心理教育、WRAP(元気回復行動プラン)、SST(社会生活技能訓練)、メタ認知療法、回想法、調理活動(個別)、栄養教室など
- OT以外:個別身体リハビリ、嚥下体操、NEAR(認知矯正療法)、デイケア体験(下関病院地域診療クリニック)
※上記の活動にはCOVID-19対策により制限しているものも含まれています。