心理技術科では、“本人・家族・支援者・地域のメンタルヘルス向上に努め、効果的な支援を目指す”ことを目標に定めています。全職員が「公認心理師」「臨床心理士」の資格を有し、臨床心理査定(心理検査)、臨床心理面接(カウンセリング)、臨床心理的地域援助(看護学校への講義、講演等)、研究調査(種々の学会での発表)等の業務を行っています。心理検査を厳選し個別やグループでの関わりによる心理的ケアを大切にしております。心理的な介入には、認知行動療法に基づくプログラムや疾患教育、高齢者に対しての回想法、断酒会やアルコールミーティング等も実施しています。その際に患者さんを含めた治療チームという意識を持ち、多角的なサポートが出来るよう心掛けています。
性格傾向(物事のとらえ方、対処方法)や知的・発達段階(知的能力や発達の特性および傾向)、認知機能(注意力や集中力、計画を立てる力)などについて客観的に測定、把握するために行われます。
心理検査の結果は、診断の補助のため、生活上の工夫を考えるため、心理面接(カウンセリング)の道筋をたてるため、などその方をより良く理解するために用いられます。
患者さんの特徴にあわせて、苦痛の緩和についてや生活のしやすさ、対処法などを一緒に話し合います。精神分析、集団心理療法、行動療法、家族療法、認知行動療法など様々な介入の仕方があります。
落ち込んだり、不安だったりすると、どうしても柔軟に考えられなくなったり、うまく行動できなくなったりします。認知行動療法(CBT)は、ストレスなどで固まって狭まってしまった考えや行動を、ご自身のちからで柔らかくときほぐし、自由に考えたり行動したりするのをお手伝いする心理療法です。各疾患の特徴に基づいたプログラムがいくつも開発されており、適宜導入しています。
職員が安心して仕事ができるよう、こころの健康面でのサポートを行っております。
気付きにくい日頃のストレスをチェック、メンタルヘルスに関する個人相談、新人職員の職場適応のサポート、ストレスによる健康被害に対する予防や対処の情報発信などを適宜提供しております。
患者さんのご家族や関連施設との連携、家族会や自助グループの開催、地域に向けた精神疾患の理解や予防の為の講演、認知症カフェの開催など地域のニーズに応える為、多様なとり組みをしております。
医療法人 水の木会
社会福祉法人
水の木会
下関病院附属
地域診療クリニック
萩病院