【院長コラム】山口県精神科病院協会報(第298号)寄稿文
山口県精神科病院協会報(2022年10月15日 第298号)に水木院長が寄稿しましたので、文面を掲載いたします。
9月の台風が去ってから、朝夕と空気が冷んやりとしてきて、徐々に秋の気配を感じるようになりました。台風14号は「戦後最大級」ということで、事前に厳重警戒が呼びかけられました。九州、山口を直撃するコースをとり、九州では大雨などの被害もありましたが、上陸後に勢力が衰え県内にはそこまでの被害はなかったようです。それでも、“観測史上最大”や“数十年に一度”という言葉をしょっちゅう聞くような気がする昨今、異常気象への警戒は今後も必要となりそうです。コロナに関しては、この度の第7波で大変な思いをされた病院や施設も多いと思います。収束しつつあり一安心というところですが、今後も同様の流行が襲ってくる可能性が指摘されています。世間では療養期間が短縮化されるなどウィズコロナの対応がとられています。ただ、コロナ感染症に対して、脆弱性が明らかな「精神科病院」や「高齢者施設」にとって、ウィズコロナとは何なのか、難しい問いのように思います。