【院長コラム】山口県精神科病院協会報 寄稿文
山口県精神科病院協会報(2024年8月5日)に水木院長が寄稿しましたので、文面を掲載いたします。
地域診療クリニック隣のザ・ビッグがあった場所に、“お、ねだん以上。“のニトリができました。今や超有名企業のニトリは現・似鳥昭雄会長が1972年に札幌で創業し、全国区へと成長させました。その似鳥会長のインタビュー記事が、意外にも日経BP出版の「発達障害大全」に掲載されています(ADHDの当事者として)。その記事には、小学校の時には勉強ができずにいじめられ、大学卒業後には就職してもうまくいかずに挫折を経験したことなどが赤裸々に書かれています。自身の苦手をカバーしてくれる伴侶を得たことが、経営者としての才覚を発揮し、事業を軌道に乗せるきっかけになったようです。「短所が99個あっても、1つ長所があればいい」、「会社のためではなく、自分のためにニトリを利用して自己成長してください」という言葉は、会長の人柄が表れているように思いました。また、「人がやらないことをやるので『変わっている』と言われ、思いついたら失敗を考えず何でも取り組んじゃう」という特性は、ひょっとすると自分にもそんなところがあるかもしれないなと共感しました。