認知症
認知症とは?
疾患について:認知症とは、中年期以降に脳神経を傷める何らかの異常が出現して、もの忘れなどがあらわとなり、日常生活や社会生活に支障をきたした状態です。誰しも病気がなくても、年齢とともにもの忘れを実感するでしょうが、認知症とは“歳のせい”を超えた、日常生活に手助けが必要となった状態です。
疾患のサイン・症状
下の一覧表は、日常の暮らしの中で認知症の始まりではないかと思われるサインを、「認知症の人と家族の会」の会員の皆さんの経験からまとめられたものです。このチェックリストで認知症の診断ができるわけではありませんが、普段の皆さんの仕事やご自身の生活の中での目安となるかと思います。
疾患のサイン・症状
- 物忘れがひどい
- 判断・理解力が衰える
- 時間・場所がわからない
- 人格が変わる
- 不安が強い
- 意欲がなくなる
治療法
認知症に対する根本的治療薬はまだありませんが、一部の認知症については適応があれば進行を抑える薬が使用できます。詳しくは通院先の医療機関や専門医療機関にてご相談ください。また、生活習慣病(高血圧や糖尿病など)の予防や治療、身体活動や社会的接点(交流)の維持は認知症のリスクを低減させる可能性があります。認知症を発症しても日々の暮らしは続いていきますので、利用できる各種制度についても、専門機関にて相談されることをお勧めします。
関連する診療科
まず通院先の医療機関にご相談してみてください。
精神科、神経内科、脳神経外科
ただ、先生によっては認知症をよく診られていますので、診療科を絞るのはなかなか難しいところがあります。神経内科の先生も中には認知症をみないと公言されている先生もおられますので。