ストレスケア病棟とは
気分障害圏の方を対象とした開放病棟で、原則的に任意入院の方を対象とした病棟です。静かなプライベート空間が提供できるように個別のデスク、ロッカー完備。ゆったりとくつろげるソファーがあるリラックスルームなどの設備があります。
こんなお悩みの方が利用されています
- これまで外来通院で薬物治療を続けているけれど、
思うように症状が改善されない
- 意欲の低下や睡眠障害などが続いて、なかなか社会復帰ができない
- 社会復帰してしばらくはいいけれど、
まもなく調子を崩して再び休職してしまう
- 長期間、身体疾患の治療を行っていて、
気分がすぐれないことが多くなってきた
- 体の不調が長く続き、家事が思うようにできなくなってきた
- 自身の特性や特徴、考え方や行動のクセをじっくり理解したい
入院中の治療の流れ
多職種によるチーム医療
1日の流れ
週間活動予定表(例)
- 午前/全員参加、午後/対象者のみ参加(PSミーティングのみ全員参加対象)
- 患者ミーティング…入院生活についての話し合いの場です。
日時…毎週土曜日 10:00 ~
場所…デイルーム
デイルームにご意見箱を設置していますのでご利用ください。
入院プログラム
プログラムの目的
1.生活にリズムをつける
2.他者とのコミュニケーションを図る
3.人付き合いのコツを練習しコミュニケーション能力の向上を目指す
4.認知と行動に働きかけてストレスの問題に対処できるようになるための
考え方と方法を見つける。
反復経頭蓋磁気刺激(rTMS)
磁気を用いて脳の局所を電気刺激することで、うつ症状や痛みを軽減する効果があるといわれています。
日本では2019年6月に保険診療でrTMS療法を受けることが可能となりました。この治療の適応条件は、
「既存の抗うつ薬による十分な薬物療法によっても、期待される治療効果が認められない中等症以上の
成人(18歳以上)のうつ病」と定められています。
治療に難渋されている方で、条件に該当する方がいらっしゃいましたら、当院までご相談下さい。
(申し込み方法の詳細は当院HP:
rTMS(反復経頭蓋磁気刺激療法)をご参照下さい。)
入院の流れ
1.電話相談・初診予約
受診歴や現在お悩みの症状を伺い、受診を希望される方は初診予約をお取りします。
当院は電話による完全予約制です。必ずご予約のうえ、受診してください。
WEB問診票を送信してください。送信できない場合は初診日にご記入いただきます。
2.予診
精神保健福祉士より、初診日に相談内容の他、現在の症状やこれまでの治療状況等も聞き取りをさせて頂きます。
公認心理士が、プログラムの説明や気になることについてお伺いします。
3.専門診療
外来にて担当医が初診を行います。ストレスケア病棟への入院適応となるか診察させていただき、入院日の設定を行います。
~ 予約日お持ちいただくもの ~
・健康保険証
・紹介状(診療情報提供書)(当院以外の心療内科、精神科等を受診されたことがある方)
※緊急な入院が必要な場合を除いて、原則、初診当日の入院は受け入れておりません。
4.病棟見学・入院予約
ご希望に応じて病棟スタッフが病棟内をご案内します。
患者さん・ご家族に入院に関する手続きをご説明します。
入院日の予約を行います。
※調整の為、数日お待たせすることもございます。ご了承ください。
5.入院
入院当日の診察後に入院手続きを行い、病棟へご案内します。
※ストレスケア病棟においても精神保健福祉法にもとづく入院となります。
医師が診断名、病状に応じて、適切な病棟をご案内します。
医師の判断によっては、ストレスケア病棟以外の病棟へご入院となる場合もあります。
6.有料個室のご案内
ストレスケア病棟では、落ち着いた環境で療養できる有料個室(特別療養環境室)を準備しています。
詳細は こちら をご参照ください。
はじめて受診される方へ
当院は
WEB問診票を導入しております。ご活用ください。